体をめぐる小説リズム
小説を読んでいると、自然とリズムが生まれてきます。その流れがまた、心地良いのです。
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ふと響く言葉がある

2015年1月22日

耳に残るフレーズや、ふと心にズシンと響く言葉というものがあります。不思議なことに、このようになんとなく自分自身に問い掛けるような、はたまた背中を押してくれるような、「今の自分にピッタリ!」という言葉たちというものは、なぜか必要な時に抜群のタイミングで出会うような気がするのです。
例えば、いつも車の中で聞いている馴染みのある曲の歌詞が、ある時まるでピンポイントで刺すように耳に入ってくることがあります。そして、曲をじっくり噛み締めるように何度もリピートしてみたりという経験があったり。
また、読んでいる本の一文に、ビビビッとくることも多いです。そういった箇所はつい繰り返して読んでしまうことがあります。私は普段から本を読むことがまるで日課のようになっていますが、こういった「何だかハッとさせられる一文」というものは、本の中だけに限らず、色んなところで目にすることがあります。
ある時はふと目に入った広告の中に、ある時はテレビで流れるエンドロールの中に、引っ張られるように目が向いてしまうという不思議な瞬間。
こういった偶然は、単なる偶然ではなく、自分に必要な知識であったり支えになるであろう言葉を、自分自身が無意識の中で捜し当てているのかもしれないな、と、時々思うのです。

漫画の魅力

2015年1月6日

本を読んでいると、「漫画ばっかり読んでないで勉強しなさい」と怒られるという図式がすぐに頭に浮かぶのですが、同じ本なので小説と同じようにとても深く、おおいに勉強になると思うのです。同じ本の仲間、立派な読み物のひとつですから。
特に日本のものはアニメと並んで、国内に限らず海外の評価がとても高いという事実は、ここ最近のジャパニメブームを見ても明らかだと思います。たかが漫画、されど漫画。海外の方は自分の感情をストレートに現すことが多いので、好きなものを隠したり恥ずかしがったりせず、堂々と公表していますね。いわゆるコスプレにかける情熱も素晴らしく、クオリティが高いのには驚かされます。
この分野にも色々なジャンルがあり、単純明快な笑いを提供するものからリアルに問題提起しているものまで、実に様々です。本を読んで世界観や人生観が変わったり、何かしら救われた、気持ちがスッキリしたという経験をした人は少なくないと思います。
本を読むことで、自分が経験出来ない違った人生を疑似体験することが出来るのだと思います。だからこそ、小さい子供から忙しい大人まで漫画を求めるのではないでしょうか。
形式を問わず物語を表現する本は、なかなか深みのある作品が多く、一度読み出すと止まらなくなってしまう魅力的な読み物であると思います。

母の好きな海外小説

2014年12月23日

私の読書好きはおそらく母親譲りだと思います。布団に入りながら枕元のランプを点けて夜な夜な本を読んでいる母親の姿を、今でも覚えています。
そんな母が好んで読んでいたのは海外小説で、特にホラーやミステリーのジャンルが多かったようです。数冊文庫本を母から借りて読んでみました。私は海外小説はあまり読んだことがなかったので、最初は表現の仕方の違いにとまどってしまい、なかなかページを増やすことが出来ませんでした。
当然と言えば当然ですが、海外の表現と日本の表現にはどうしても微妙な違いがあり、ジョークのひとつとってもちょっとズレを感じてしまうことがあります。「そんな風に言ってしまうの?」と、頭の中にハテナが浮かぶこともしばしば。
ですが、これも慣れると不思議とユニークに捉えることが出来るようになり、海外ならではの表現に思わず引き込まれてしまいます。ものをはっきり言う姿は爽快だったりもします。まるで海外ドラマを観ているように、ブロンドの主人公が鮮やかに浮かんでくるような気がします。
私の母親は、思ったことをはっきりと口に出す性格なので、こういった海外小説の中に自分を重ね合わせて読んでいたのかもしれませんね。そんな母の今の趣味は、すっかり読書から離れて家庭菜園になってしまっていることもお伝えしておきます。

読書のお供にはどんな音楽がピッタリ?

2014年12月8日

基本的に、読書の時には本に目を落とす以外にすることはありません。小学校の頃から、図書室は静かなところでしたし、授業の前に読書の時間を設けられていましたが、いずれも私語厳禁の静かなひとときでした。社会人になってからは通勤の電車の中で読むこともありますが、あまりうるさい場所で読む機会というのはほとんどないように思います。たまに、家で読むときにテレビを観ている家族の隣りで本を読む人がいるようですが、私は時と場合によるパターンです。
読書は文字を追っているので、耳から会話などが聞こえてくると気になってしまうことがあります。文字として入ってきてしまうので、その意味を理解しようとするときがあるのです。一方、読書で目から文字が入ってきているときなので、読書に集中できなくなってしまいます。テレビの音と同じような効果があるのが、音楽です。英語の意味が分かりずらい洋楽や、音楽だけのインストゥールメンタルなどは心地よく聞こえます。その反面、言葉がハッキリとわかる邦楽のポップスなどは読書の時に気になってしまいます。よくカフェのBGMがボサノバなのは、ハッキリと歌詞が聞こえにくいからかな?と思っています。もしかすると、読書の時のこうした音楽の好みは私だけでは無いのかもしれません。

将来の夢について

2014年11月27日

「将来の夢はなんですか?」といった投げ掛けは、子供の頃、授業やイベントなどの題材で多く出されていました。幼稚園の頃は、「皆と同じがいい!」という意識が強い為、女の子であればお花屋さんやパン屋さん、お嫁さんなどが多く、男の子は、消防士、おまわりさん、その時流行ったヒーローなどが挙げられていました。
少しずつ、そういった将来の夢に個別意識が芽生えていくのが小学校あたりではないでしょうか?卒業文集の最後のページに、「二十歳の自分の職業は?」という箇所があり、そこには本当にそれぞれ個性的な職業が並んでいました。「薬剤師」「ダンプの運転手」「農家」「普通の会社員」「専業主婦」などなど。そして私が書いた職業が、なんと「小説家」でした。
本を読むのが大好きだったので、読書感想文や作文コンクールでは何度もクラス代表に選ばれましたし、標語や詩も得意でした。その為、国語のテストではあまり苦労しなかったと思います。実はこっそり物語をノートに書いてみた事も。文章を読む事も書く事も好きだったのです。
しかし、この頃抱いた夢はまた成長と共に変わって行ったのですが、すべてに共通していたのが、「○○家」という職業であることです。ある時は「陶芸家」、またある時は「画家」、ザックリと「芸術家」なんて時もありました。多分、「集団ではなく自分ひとりでひとつの作品を黙々と作る」という姿に憧れていたんだなぁと思います。
夢は死ぬまで持ち続けていきたいものですね。

書店員になってみないとわから無い事。

2014年11月5日

本好きにとって、書店で働くということは憧れでもあります。よくお給料が低いとか、重い本を運ぶから腰に悪いと言われていますが、やはり本に囲まれて仕事をするということはとても楽しいものです。私はもう何年もさまざまな書店に通っているので、書店での仕事も新刊チェックが主に楽しみではないかと思っていました。今ではそんな書店に憧れている読書家のために、お仕事小説として書店員のことが書かれていることもあるからです。
そういう本を読んでいると、私の予想を裏切ることが多くありました。私が見ていた書店員のお仕事は、ほんの一部だったのです。書店員のお仕事の奥深さに、驚きの方が多い毎日を過ごしています。
たとえば、私が知って驚いたのは雑誌のことです。最近では、豪華な付録つきの雑誌が数多く出ています。本棚に並んでいても「スペースが広く必要で大変だな」くらいにしか思っていませんでした。ところが、この付録つき雑誌は、最初本体と付録がばらばらの状態で納品されてくるのだそうです。本体と付録を輪ゴムなどで一緒にするのは、各書店の仕事になってしまうのです…。出版社がセットしてくれるのではないと知って、唖然としました。付録つき雑誌は毎月いくつか発売されています。そのたびにセッティングの仕事が増えるのです。完成形しか見ていなかったお客の身分では、その苦労は全く知りませんでしたね…。
こういう裏方の仕事をしてくれる人たちが居るから、私たちは気持ち良く書店を利用できるんですね。感謝感謝です。

本棚を本屋さんみたいなレイアウトに

2014年10月17日

本棚って、ただ本をしまうだけのなんでしょうか?自宅の本棚って、大体の人が背表紙が見えるように並べていると思うんですが、本なって思ったんです。
文庫やハードカバーを立て掛けても絵になるんですけど、ちょっとダークな色やシックな色が多いと沈んで見えちゃいますよね。そんな時には明るい色味の写真やポップなデザインがされている雑誌を飾るってみると…ほらっ本屋さんみたいになっちゃいます!たったこれだけの工夫で、いつもの本棚が様変わりしてみえるんですよね。本棚がちょっとおしゃれに見えてくると、部屋の模様替えも併せてしたくなるから不思議です。
雑誌が家に無いって言う人も居るかもしれませんけど、このために本屋さんで買ってみるっていうのも良いかもしれませんよ。ファッション雑誌なら当然メイクやおしゃれの参考にもなるから無駄にはならないですし、自分にはないコーディネートのアイデアが見つかることもあるので気に行ったものを一冊持っているとかなりおしゃれに幅が出ます♪
話を戻しますが、本棚って結構、本の前にホコリがたまってしまうので、雑誌を置くとホコリ防止にもなるんですよ。本だけ入れて手をつけない!ではなく、おしゃれかつ機能的に活用出来る本棚にしたいですよね。飾る雑誌や写真集をシーズンごと変えてみるっていうのも良いですよね!いろいろ楽しみが増えそうです。

和洋折衷、バカンスはどこへ

2014年10月14日

日本ほど、和洋折衷というか、色々な国の文化を取り入れて楽しんでしまう文化もないのではないか。外国のエッセイを読んでいて、ふと思いました。例えば日本は、ハロウィンを祝い、クリスマスを祝いますが、年越しは初詣をしますよね。お雑煮を食べて、学生の宿題には書初めがあります。誕生日にバースデーケーキを食べるかと思えば、お盆に食べるのはおはぎです。島国で長く孤立していた時期もあったのに、よくぞここまで発展したというか、変わったものだなあと感心してしましました。あと驚いたのは夏休み、外国流に言えば、バカンスのことです。社会人の夏休みについてなにも思っていなかったのですが、それは私が無知だったからと知りました。外国はそれこそ一か月単位で休みをとったりするのですね。これは心の底から驚きました。日本のように、明日から頑張って働くために休むという考えはなく、休みを楽しむために働いているという考え方だそうです。文化の違いってすごいですね。かつては勤勉で真面目なことが、日本の美徳と言われていました。今はどうかわかりませんが、一度きりの人生ですから、楽しい方がいいに決まっています。色々なイベントを取り入れたのだから、バカンスももう少しとりやすくなればいいのにと思いました。

自由の中に生まれる責任

2014年9月27日

近代文学の作家さんの手紙についての文章を読んでいたら、ふと遠い昔に見た作品のことを思いだしました。小説か漫画かドラマか、それすらも定かではないのですが、戦時中の話でした。少女は疎開先から両親に向けて葉書を書くのですが、戦時中です。迂闊なことを書いて怒られてはいけないと、文面は当たり障りのないことを書きます。でも葉書の隅にとても小さな字で、食べたお芋が美味しかったと書くんです。
言論について自由がなかった時代の話は、当時小さかった私を怯えさせました。そんな時代があることが信じられずに、親や祖父母に聞きまわった覚えがあります。そう考えると、今は随分自由な時代になりました。ああこの時代に生まれてよかったと、先人には申し訳ないけれど思ってしまいます。
読みたい本が読めて、言いたいことが言える。なんて素晴らしいことでしょう。ただ自由が許されている分、良識は大切にしないといけないとも思っています。何を言っても捕まることはありませんが、自分の価値が下がることはありえますもの。たった一言で信頼を失うことすらありますしね。結局、いつの時代でも言っていいこと、悪いことを考えることが重要なのだと、今の世だからこそ実感しています。

時代旅行と外国旅行を楽しむ

2014年9月9日

両親が旅行好きなので、我が家には毎月たくさんの旅行会社のパンフレットが届きます。つるりとしたきれいな紙に刷られた鮮やかな写真を見たときに、今は印刷だから簡単だなあと思いました。
つい先日読んだ時代小説は江戸時代の話でしたが、その頃は印刷機はなく、絵を刷るといえば、浮世絵だったんですもの。浮世絵は何人もの人が共同で行ったらしいです。構図を考える人、絵を描く人、それを木に彫りつける人、そして最後は鮮やかに刷りあげる人。もちろん刷るのは一枚ずつですから、その出来によって価値が決まったりもしたようですよ。大変な時代ですよね。そう考えると大量に届いても多くは捨てられてしまうパンフレットが、いかに勿体ないものかと考えさせられます。
ただ私は何でもとっておくのが好きなので、素敵な写真などは切り抜いてスクラップしています。旅行にもいかないのにまめだねと言われますが、私は実際に出かけるより旅行番組を見たり、雑誌を見たりする方が好きなのです。だから本を読むのも好きなのかもしれませんね。時代小説は時代旅行が楽しめますし、外国のものを読めば海外旅行に行くこともできますから。資金も時間もそうかからず、気分転換にもなりますよ。